日本モーターサイクル史 1945→2007
いや~ついに買ってしまったよ。
この本を。
日本モーターサイクル史―1945-2007 (ヤエスメディアムック 169)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 八重洲出版
- 発売日: 2007/06
- メディア: 大型本
戦後日本の経済を支えたのは、補助エンジンを取り付けた自転車だった。日本のモーターサイクルの歴史を紹介する決定版。年代別に紹介。一般からのバイクの思い出、当時の流行も分かる。
敗戦で軍需産業から離職した人、復員軍人、外地から引き上げ者で人口が増加した日本。
闇市では失業者があふれ、日々の生活が苦しかった時代。
戦前には高嶺の花だった二輪車は、産業復興の中、欠かせぬ運輸手段として爆発的な需要が発生した。
全国各地で二輪製造会社が誕生し、安価な二輪車を一斉に販売し始める。
戦後のバイクはほんとに自転車にエンジンを乗っけたようなものだが、そのスタイルの『軟弱』さに構造の工夫が見て取れる。このフレームだけの『骨』っぽさが『ヤセっぽっち日本』の底力であって、見た目より性能の高さを優先させた技術者スピリットも感じる。「これが日本を支えた名車だ。」なんて歴史観がかっこよすぎる。
一台一台写真付で紹介していますが、これもなかなか見ていて楽しいです。ハンドルについたパフパフだとか。(ラッパの後ろに風船をつけたようなアレ)
富士工業製『ラビットS1』に乗る高峰秀子さん。
ハーレーダビッドソンを国産化した陸王内燃機の『陸王750S』。
HONDA『ドリームE型』。『スーパーカブC100』
メグロ、ライラック、オリンパス…どれもこれもステキ。
バイク乗りのバイブルです。旧車もいいな~。
うちのSL230も旧車になってますけどね…。