『ビバリウム』19年・ベルギー・デンマーク・アイルランド

「お子様は?」「まだです。」

 

原題『VIVARIUM』

物語

夢のマイホームを夢見るカップルは、とある不動産屋に理想の生活を提供すると謳う住宅街へと案内される。薄気味悪い不動産屋は案内を終えるといつの間にかどこかへ消え失せ、カップルはその場から帰ろうとするが規則正しく並ぶ住宅街から出られなくなる。カップルは何とかその住宅街から脱出しようとするが、同じ家にたどり着いてしまう。赤ん坊が段ボールで届けられたり、不可解なことが日に日に起こるようになる。

 

規則正しく管理された無機質な住宅街の中に取り残されたカップルの脱出劇と精神崩壊を描いているが、結末は御愉しみに取った方がよいと思う。サイコスリラーと言っていいのか明るいホラー。ストーリーは不条理で世にも奇妙な物語。暗闇や気持ち悪い描写は皆無だが精神をジワジワむしばむ。お化け屋敷とループ物を足した作品。怖いもの観たさに見るのはよいが、嫌いな人は途中で辞めちゃうくらい気持ち悪い。R15指定。

映画を観ていて思ったのがシュールレアリズムのマグリットの画を思い出す。シンプルな構図に何か意味を成すような物一つ。シンプル過ぎる世界にどこか不気味さを感じる。奇麗すぎる世界は替えって不気味なのだ。皮肉めいたものを感じる。

青空には雲らしい雲が規則正しく浮かんで奇麗なのだが、その青空にもどこか不気味さを感じる。無機質すぎるワントーンの色彩、統一感ある住宅街にもどこか不気味さを感じる。衣食住の不自由のない生活は赤ん坊を育てること以外に自由はない。赤ん坊の成長と食事の準備以外に自由のないカップルの運命や如何に。

突然の宣告 コロナクライシス

今週水曜の話。

 

東京のグループ会社総務部長である人と

会議室でネット中継の面談があった。

 

先週に自己評価の面談が部長とあったので、その評価がよくなかったのか

少し思案が廻った。

 

簡単な紹介で初めて話す人だった。会社もグループ会社が一つになったり

出向もあったりで最近は人事の流れが頻繁にあった。

だれがどの所属でとか、複雑で分かりかねていた。

 

話の内容はコロナ禍の影響で、今いる大阪の会社も新会社設立の意図があり、

昨年末から45歳以上の希望退職を募っていた話を聞かされた。

 

希望退職者は定員を決めており、

2月現在でもその定員に達していないことが説明された。

私は現在、映像系技術者の35歳であり、45歳以上の希望退職者の話など、

過去にも希望退職の話が合っただけに

通知は社内メール等であったが黙殺するつもりでいた。

 

しかし、話の中では新会社設立には人事の候補人選を考えており、

そのメンバーの中に「私」が外れたという話を受けた。

 

外れた?会社に居られない?今の仕事は?これからは?

まったく寝耳に水である。

 

現在2月初旬。新会社は4月からである。

希望退職の話など、どんな条件なのか全く知らない。

書類が郵送されるとのことだがまるでわからない。

 

思案がぐるぐると廻ってそんな中で話が続く。

一気に動機と体温が上昇した。

 

近日届く希望退職の書類に目を通し、

それから期日までに希望退職か、グループ会社に異動かを宣告されたのだ。

 

映像系技術職の私に他の会社に異動とは。

 

一気に世界が崩壊するような気持で、

投げた物がどこまでも沈んでしまう想像をした。

 

コロナ禍と、世間でも貧困に陥るニュースやドキュメンタリーを報道しているが、

まさか、まさかの自分に舞い込んできた。

 

突然、暗殺者から銃弾を浴びさせられるような突然の出来事に

私の人生にいろいろと影響が出そうな今後の展開。

 

とにかくこれから3月4月は怒涛の環境の変化に慌ただしくなってしまいそうだ。

なので近況をブログで報告していくので、頻繁に更新の予定です。

人生の転換期

昨年8月が最後のブログ記事だったようですが、だれかこのブログ読んでいる人いるのかな?

 

2021年2月。コロナ禍で社会が暗中模索している中、なんと近況で人生の転換期がやってくる可能性が出てきました。

 

なんと15年続けた仕事が無くなりそうです。

 

そして迫る決断。時間もなし。どうすればよいかを考える。

 

リエーターだったんだ。私は。

ブログの引っ越し

ブログの引っ越しは今回で3回目、

MSNブログ→so-netブログ→SSブログ→はてなブログという遍歴。

 

SSブログからはエクスポートで(過去記事が多いことから年月で区切って一個一個エクスポート)MT(MovableType形式で保存。

インポートは文字コードUTF-8でOK。画像は後からアップロードできる。

 

色々引っ越してます。今回はプロバイダの変更もあったのでまた新たな関係のないブログにしました。

はてなブログに落ち着こうかと思います。今までの過去ブログ記事も重要度の低いものは削除していこうかと思います。

 

過去ブログ『卓上旅行記に連れてって』https://table-travelers.blog.ss-blog.jp/

分解してみる

素人が手を出してはいけないような気がしますが、教本通りに分解に着手しました。何しろボロい。汚い。臭うのでは清掃は仕方ない。
クラリネットマニュアル 日本語版

クラリネットマニュアル 日本語版

  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア
  • 発売日: 2019/01/25
  • メディア: 単行本
教科書通りにクラリネットは(-)ネジで止まっているので、それを緩めてペンチで引っ張るとどんどん分解できます。ただ、古いネジは固着してしまっているので、2~3本はネジを舐めながらも、なんとか外せました。外せないとどうしようもないという場面は確かにあります。そこは自己責任です。 DSC_1498.JPG DSC_1493 (2).JPG 年代物のホコリが溜まったクラリネット。油も溜まってギトギト。吹いてみようという気はしない。 DSC_1494.JPG DSC_1495.JPG DSC_1496.JPG DSC_1500.JPG タンポは硬くなってて使い物にならず、外していきます。 DSC_1502.JPG DSC_1503.JPG 気になっていた補修の跡があるフィンガーレスト。 DSC_1504.JPG ロウ付け?にしても頑丈に取り付けてある。オリジナルなら残しておきたいが… DSC_1506.JPG キイポストは残して歯ブラシで掃除してみました。これだけでも少しは奇麗にすっきり。 次は磨き作業をやっていきます。

ペンツェル・ミューラー PENZEL-MUELLER

格安で購入したクラリネット。届いた感想はというとボロい。臭う。触ると汚い。と散々なものでした。クラリネットについてリサーチをするとNY生まれのもう既にないメーカー、70年物の相当古いものということが判明。 どうやって使えるようにするかまずは勉強。
クラリネットマニュアル 日本語版

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  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア
  • 発売日: 2019/01/25
  • メディア: 単行本
クラリネットの基本的な知識、メンテナンスから分解まで詳しく書いた本書がとても役に立ちました。 まず専門的なことはプロに任せろと本書でも書いています。壊れたら新品を買えとも書いています。ただ写真付きで分解についても詳しく解説してくれています。分解に必要な道具、メンテナンスの解説等、それがとても為になる。まずはこれを読んでどういう構造で取り付けあるか、勉強しました。 DSC_1483-crop.JPG ベル部分に「GENUINE GRENADILLA PAT.APPLIED FOR」と書いてあるので純正グラナディラということらしい。木製なのはわかっていたけど本物とは。 DSC_1484-crop.JPG ベル部分の割れは元々樹脂で固めたものらしく、製造から経年劣化で割れたようだ。 DSC_1481.JPG DSC_1476-crop.JPG 大きな割れはなし。 DSC_1490.JPG DSC_1492.JPG 次から分解やっていきます。

買っちゃった。

DSC_1443.JPG コロナ禍(「コロナわずらい」と読んでたけど「コロナか」でよいらしい。)で休業扱いになり、もう1カ月。5月31日まで延長も決まった。 部屋に籠るのも何か楽しく遊べるものがないかとヤフオクを巡回中にジャンク扱いの楽器が目に飛び込んできた。 「古いクラリネット ジャンク」1000円 暇なのは仕方がないが、何か手作業がしたいと思わず落札しまった。ジャンク扱いがどんなものかというと。 DSC_1444.JPG DSC_1445.JPG DSC_1446.JPG DSC_1447.JPG DSC_1451.JPG DSC_1452.JPG 到着後の開封レビューですが、状態。 4分割で入っていました。ケースなし、本体のみ。 マウスピースなし、リードなし。音が出るかすらわからない。 キイの動きは渋い、触るとネチャネチャする。錆がある。触ると手が汚れるくらい。 タンポはカチカチに固まってる。取れかかっているのもある。 ベル部分に割れあり、バレル部分にも割れあり。塗装が剥げ掛かってる。 サムレストに溶接跡あり。 全体的に臭うなどです。 DSC_1456.JPG DSC_1457.JPG DSC_1458.JPG DSC_1459.JPG DSC_1461.JPG DSC_1455.JPG メーカーはPENZEL-MUELLER(ペンツェル ミューラー)。1899年~1950年代まで存在したアメリカのメーカーらしい。Artist MODEL LONG ISLAND CITY.N.Y.と書いている。素人が楽器の修理などできるのかと思いますが、クラリネットのこのメカメカしたギミックは見ていてとても面白い。金属を磨くだけで愛着が沸くのではないかと思い、これからまずは書籍から構造を勉強して音が出るまで素人修理をしていきたいと思っています。壊れるかもしれないけど、もし直ったらそれはとても素敵なものに変わるはずなのです。ニューヨーク生まれの70歳(ひょっとしたら100歳?)の老い楽器に再び生命を。

ロシア人街

S0101359.JPG 中山広場の中国銀行大連分行(旧横浜正金銀行S0101360.JPG ヤマトホテルの裏だったかな? S0101362.JPG S0101367.JPG バスで移動。ロシア人街へ。 S0101368.JPG 日本人街。戦前、高級住宅地だったところ。現在は共産党幹部の別荘地として人気だとか。 S0101369.JPG S0101370.JPG 大連のメイド喫茶。こんなものまであるのか。 S0101374.JPG 勝利橋(旧日本橋)の上。 S0101376.JPG ロシア人街へ。日露戦争以前より中国への進出が激しい帝政ロシア不凍港獲得として大連が注目されていました。ロシア人街を建設中に大規模な都市開発ができないまま、日露戦争が勃発したので大連でもロシア人街はここだけ残った。現在の主は中国人。 哈爾浜(ハルビン)でもそうだったのですが、ロシア文化の影響が残るところでもありました。お土産屋はマトリョーシカも売ってた。僕はCCCPの文字の入ったスキットルを買った。 S0101377.JPG S0101378.JPG S0101379.JPG S0101381.JPG S0101382.JPG S0101383.JPG S0101384.JPG S0101385.JPG S0101386.JPG S0101387.JPG S0101388.JPG S0101389.JPG S0101390.JPG S0101391.JPG この後、大連国際空港で関空へ帰りました。 これで2015年の中国東北部旅行記を終わります。 あれよあれよと長引いて5年!2015年5月末の出来事をようやくまとめました。 最近のコロナウィルスの影響で自宅待機が続いている2020年4月末の現在。 「何かしたい!ブログをまとめる時間はたくさんある!」 と投稿意欲に火が付き、書き続けてきました。何もできない中、一つの大きな旅行記を書ききれたことに意義がある。旅行記の思い出に浸っていました。

大連ヤマトホテル内部

S0101339.JPG ここから大連ヤマトホテルの内部の画像。現在でもホテルとしての機能のほかに、中国共産党政府所有のホテルとして外交会議や晩餐会が開かれるところ。ガイドの人から共産党幹部と癒着している人物を写真に収めるだけで不当な逮捕をされるかもと念を押されました。晩餐会会場の大広間は映画『ラスト・エンペラー』でも撮影に使われた場所ですが、撮影禁止でした。 S0101340.JPG S0101341.JPG S0101342.JPG S0101343.JPG 見覚えがあるという方もいるかもしれない。江沢民胡錦涛も座ったことのある椅子。日本の首相も座ったことのある場所。 S0101344.JPG S0101345.JPG S0101346.JPG S0101347.JPG S0101348.JPG S0101349.JPG S0101350.JPG S0101352.JPG S0101353.JPG S0101355.JPG S0101356.JPG S0101357.JPG S0101358.JPG

大連中山広場 大連ヤマトホテル

大連中山広場へ。ここはロシア統治時代はニコライェフスカヤ広場、日本統治時代は大広場と呼ばれた。1908年~1935年の間に日本人建築家によるゴシック様式ルネッサンス様式の建築が立ち並んだ。 S0101324.JPG 大連民政署(旧大連警察署) S0101325.JPG S0101326.JPG 大連ヤマトホテルは南満州鉄道が巨万の富を投じて建設された豪華絢爛なホテル。 S0101327.JPG S0101328.JPG S0101329.JPG S0101330.JPG S0101332.JPG S0101333.JPG S0101334.JPG S0101335.JPG S0101336.JPG S0101337.JPG S0101338.JPG