馬祖の島 その4 北海坑道
ここからようやく馬祖観光へ。
ここは中共対国民党台湾の最前線基地だった所で島全体は敵上陸に備えて軍事施設だらけ。
敵の攻撃に備えて国民党軍が海岸に掘った北海坑道は兵士を地下に隠す巨大秘密基地。
すぐ近くに馬祖観光課の施設があり、馬祖のプレゼンビデオを上映している。(日本語ナレーションもあり。)
花壇のしきりには砲弾が使われている。
この大砲は実は旧日本軍のもの。台湾に配備されていたものを馬祖に移設してきたんだそうです。日本の敗戦で大砲の弾がなくても空砲を毎日のように撃って中国へ脅威を与え続けていた。説明には口径:12公分、長尺:500公分、年代:日本昭和十八年、製造者:日本東呉海軍工廠とありました。
すべて手彫りで掘ったという兵士たちの像。
中はとにかく広い。車も難なく入ってしまうだろう。
人力で掘削していたという現場を再現した人形。この手の造形美術は下手なのが多いけど、しわの表現もリアルだった。
海水面まで降りるとさらに広い。海とつながるトンネルから兵器や兵隊を乗せた船が停泊できるようになっていた。そのトンネルも現在ではふさがれている。