プリトヴィツェ湖群国立公園 その1
ポストイナ鍾乳洞観光の後でリュブリャナのホテルに戻り一泊。
朝、ホテルを出発し、バスで休憩を挟み、5時間。スロベニアからクロアチアへ入国。
昼食後、プリトヴィツェ湖群国立公園へ。(プリトヴィッツェ、プリトビツェ、プリトヴィチェ表記多数。)
バスの車窓からは美しい景色から段々と荒廃した風景が流れてきた。スロベニアでは余り見られなかったが、ここクロアチアのプリトヴィツェ周辺ではクロアチア紛争の最初の武力衝突(1991年3月プリトヴィツェ湖群事件)があった場所だった。弾痕だらけの外壁の町並みは住人が改築したものの歴史を忘れないためにワザと残している人もいるという。このときたった23年前の出来事だった。写真はバスでチラリと通りすぎた紛争資料館の兵器。
ユーゴスラビア紛争は複雑だが、ネットで調べた大体の見方として関係の悪いのが
(スロベニア、クロアチア)対立(セルビア、モンテネグロ)
『十日間戦争』、『クロアチア紛争』
(ボスニア・ヘルツェゴビナ)対立(セルビア、モンテネグロ)後に対立(クロアチア)
『ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争』
(コソボ)対立(セルビア・モンテネグロ)
『コソボ紛争』
(マケドニア)対立(コソボ、アルバニア)
『マケドニア紛争』
といった感じ。
見ればとある地方なのだが映画『ノーマンズ・ランド』(01年。これはボスニア紛争が舞台)が印象的だが、丘の上が軍隊の拠点になったり、地雷原が埋められたりしていたと思うといたたまれない気持ちになる。
プリトヴィツェ湖群の下流にある村、ラストケ。ここはバスから降りて少し写真を撮っただけ。
ラストケの名物は小麦を挽く水車といくつもある滝、妖精伝説があることからフェアリーに扮したガイドが名物だとか。
プリトヴィツェ湖群国立公園について観光開始。広大な自然公園になっているのでトレッキングに近く、山あり谷ありだった。