心臓の弱い方…『恐怖劇場アンバランス Vol.1』

心臓の弱い方…

お一人でご覧になる方は、この『恐怖劇場アンバランス』は

ご遠慮ください…。

心臓の弱い方、お一人でご覧になる方は、この「恐怖劇場アンバランス」はご遠慮下さい…。円谷英二、監修―。昭和ホラーが蠢く。 ―“恐怖劇場アンバランス”とは?!― 『怪奇大作戦』後、円谷プロが大人に向けて“真の恐怖”を描いた『恐怖劇場アンバランス('69年制作)』。一度はお蔵入りとなり、制作完了から放映まで実に3年もの年月を要した伝説の作品である(放送は'73年)。不条理、怨念、転生、呪い…男と女。人間が持つリアルな恐怖の数々を西村京太郎、松本清張鈴木清順藤田敏八ら一流作家競作、渡辺美佐子蜷川幸雄花柳幻舟ら異色キャストで贈るオムニバスホラーの金字塔。音楽:冨田勲

 内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより) 73年にフジテレビ系で放映された、円谷英二監修によるサスペンスドラマシリーズ第1巻。『オペレッタ狸御殿』の鈴木清順監督が手掛けた『木乃伊の恋』と、蜷川幸雄財津一郎といった豪華俳優陣が共演した『死を予告する女』の全2話を収録する。

第1話「木乃伊(みいら)の恋」 原作:円地文子/脚本:田中陽造/監督:鈴木清順/出演:渡辺美佐子川津祐介、浜村純、大和屋竺ほか
第2話「死を予告する女」 脚本:小山内美江子/監督:藤田敏八/出演:蜷川幸雄、楠侑子、財津一郎名古屋章ほか

映画じゃないけど、いや~、面白い。この古臭くて不気味なカット。ショッキングなオープニングとか、好きだな~。

分からない人は検索かけてくださいね。色々ファンの人がいますからね。

な~んでこんなテレビシリーズを知っているかというと秘密です。

木乃伊(ミイラ)の恋』

解説:大昔に入定(生きながらに堂に籠もって食を断ち、即身仏となること)し、ミイラになった高僧が性への執着のあまり蘇ったという伝承を調べる女性が体験する奇妙な物語。

 監督はあの鈴木清順なんだっていうのがすごい。このシリーズだけでも日本映画の巨匠が何人も参加している。鈴木清順って、どこかとぼけた描写をするんだけど、それが我流なんだろうね。女の死体にニョキニョキ生えた菩薩とか。最初は時代劇みたいな感じなんだけど、アップテンポなBGMで、これもとぼけた感じ。木乃伊と書いてミイラと読むんだね~。

『死を予告する女』

解説:レコード会社の売れっ子作詞家の前に、突然謎の女が現れる。彼女が言うには「明日の深夜、あなたは死ぬ。」というのだ。度々彼の前に現れる謎の女に、次第に精神を参らせてしまう男なのだが…。

これは怖い!作詞家の前に現れる女の人のギョロッとした目とか、美男でないキャスティングとか、死の時間が刻々と迫る恐怖とか、直前で分かる謎の女の正体とは!!ひえぇ~!!

途中、無音になっちゃったりするんだけど、これも怖い!次に出る音がなんなのか期待してしまう。ザラザラした映像の中に何か潜んでいるんじゃないかと観てしまうよ。これは普通の映画じゃ出せない演出だ。