北の果てよりさらに北へ。
関西空港から一日一便しかない飛行機で北海道は北の果て、稚内へ。
8月末にして、日中(到着時は曇っていた。)はかなり涼しい。朝晩はT-シャツだけでは寒いくらい。
バイカー、ツーリストがちらほら。この場所には将来バイクで来たかったのだが、早くもこんな機会に遭ってしまった。北海道は北の果て。
一泊してサハリン行きフェリーと今回のツアーメンバーの待ち合わせの為、稚内をブラブラした。
稚内はかなり寂しい印象。でも日本の『北の果て』なんだから、自然と人がやってくる場所でもある。でもそれは「旅行者」に限定したものなんだろう。稚内駅周辺はめったやらとホテル、旅館民宿がある。寂しい感じがするのはシーズンの終わりで人がいないからか。
稚内の名所、北防波堤ドーム。週末になるとよくイベントをやっている。
そもそも樺太行きの船が停泊する所で、貨物や旅客列車がここまで伸びていた。中には稚内浅橋駅があった。ということはここが最北の駅であったという場所。戦後、樺太の行き来も出来なくなったので駅も無くなってしまう。
テントを張るツーリストもちらほら。雨風が防げていい。僕も将来厄介になるかもしれない。
一泊して次の日。本当にガラーンとしている。
<鉄>なら一度は来たい。日本の最北の地。稚内駅のレール止め。
メンバーと集合して一泊。ターミナルで出国審査を。そして出発。船は『アインス宗谷』。船の中はサハリンに帰るロシア人の方が多かった。日本人船客は我々ぐらい。大きな地デジ対応テレビを買ってる人もいたけど、ロシアでも始まるのだろうか。デジタル放送。
出航。船で外国に行くのは初めてだ。5時間30分でサハリン州コルサコフ港に到着する。
さよなら日本。日の丸が寂しく揺らぐ。まだ日本の船の上なんだけど、飛行機で出国するより別れ方が寂しく感じる。
さようなら~さようなら~。