地獄と天国

より一層オーバーな響きがするが、とにかくこの一ヶ月というもの、春一番と言わず、嵐のように忙しかった。

年度末(3月末まで昨年度下半期の利益に間に合わせるの為、仕事を先に詰めてくる。)でひと段落すると思いきや4月もまだまだ忙しく、「希望退職者に退職金を出す」という会社の呼びかけに同調した社員の退社に仕事量の変化なしに拍車をかけて、少人数でさばけとか、無理難題を言ってはイライラして人に当たるとかストレスの溜まるような毎日。休日出勤は毎週、夜は9時過ぎ10時過ぎは当たり前、夜食は遅くまで開いてる店を探すとレパートリーが少なくって食生活も散々だった。

そして先週は信じられないことに定時退社ということになって、夕陽の暖かさに春の空気を吸って帰宅できるようになった。

早く帰れるって素晴らしい。

今日の晩御飯は何しようか。今日はネットで何見ようかとかそんなどうでもいいことを考える。

そしてGW。今までの忙しさが尾を引いて暇に過ごそうと実家に帰る。

5月1日。昼の高速バスで実家の香川県へ。いい天気。

少し買い物をしてその日は終わり。

2日。午前中に母親と一緒に近くの山にハイキング。そしてその後、愛車のSL230でもいじろうかと思ったら、前からやろうやろうと考えていたホイール塗装をやってみる。まずはスポークの錆を落とそうと地味な作業を永遠やった。詳しくは後日。やっぱりオフ車の黒リムはカッコいい。

3日。また午前中に近くの山にハイキング。帰ったら眠かったのでベランダで昼寝。今度は前に帰省した時にタンクのSLのエンブレムのステッカーを剥がしてそのままだったので自家塗装してみた。HoltsのプラチナシルバーM、ニッサン車用。何カ所か失敗して、厚塗りになってしまったけどまあできた。これも詳細は後日。

4日。撮りためていたドキュメンタリーを見る。その後、半日ツーリングで坂出にある瀬戸大橋記念館へ。その後琴平の金毘羅さんへ。時間がなかったので金刀比羅さんは数分だけの滞在だったが、幼少の頃、祖母の家があった場所で、当時過ごした記憶が蘇ってきた。総移動距離は148km。キャブをいじってから初走行だったのでどんな感じだったかというとギヤチェンジでバックファイヤがよく出て、排気がモゴモゴしたような感じ、プラグは真っ黒だった。

5日。キャブのメインジェットの品番を下げて片づけをしたらもうバスの時間。帰りの高速バスで明石海峡渡ってすぐのトンネルの中で前を走っていた3台が玉突き事故を起こした。ずいぶん前方で事故った様子でバスの運転手はうまい具合に急ブレーキを踏むことなく停車をしたが、車線変更ができないまま警察が来るまで数分待つ。

GW期間中ずっと晴れていたのでとても充実した毎日が過ごせた。太陽に長いこと当たってなかった分休みの期間中ずっと太陽の日差しに当たっていた。その暖かさがうれしかった。

暇になったらやろうと思っていたことがたくさんある。休みって素晴らしい。