パムッカレ~コンヤ
パムッカレからコンヤまでの移動がとても印象深かった。バスの窓からは壮大なアナトリヤ地方の農村の風景、山岳が見え、地球はこんなに大きいのかと感動した。アメリカ大陸も壮大だろうがトルコにもこんなに美しい景色がある。
イスラム教では死者は全て土葬だそうだ。というのも火葬は地獄の業火を意味するらしく、命を土に返すという教えが信じられている。一般的に豚肉を食べないという教えは、豚は雑食で人にとって貴重な食べ物まで食べる不浄の生き物だからという理由らしい。つまり草食の生き物ならば食べてもよいということ。詳しくなると、その肉のさばき方も色々決まっていてトルコの厳格なイスラム信者はそれすら嫌って食べないという。しかし、欧州に近く、ケマル・パシャの大改革の元、イスラム色を脱してきたトルコは価値観も多様化している。酒や煙草は一般的だし、ラマダンや日に5回のお祈りをしない者、外国で豚肉を食べる人もいる。
バスの運転手がクラクションを鳴らして学生達に挨拶をする。子供たちも手を振って返事をしてくれた。なんだか和む田舎の風景。トルコの地方の学校では午前、午後の2部制だったり、お昼に家に帰ってご飯を食べてまた学校にいくというスタイルも存在する。
トルコは食料自給率が100%。トラックの積み荷は全て砂糖イモ(キャッサバ?)だそうだ。