タキ・バザール、マゴキ・アッタリ・モスク他
ウズベキスタンの工芸品は色々あり、中でも茶碗の原型とも思える形のお椀がたくさん売られてある。湯呑は平茶碗が一般的。
もちろん大量生産のはずなのだが、皿でも茶碗でもまったく同じ柄というのが存在しない。見つけるのが難しいぐらいなのでここが不思議。配色は同じでも模様のパターンが若干異なってあり、好みの模様を探すのも面白い。
これは良し悪しがあるが陶器の土がよくないのか、湯呑も皿も分厚く、高台や口の部分がかけてしまっているのもあるので買うときには注意したい。後、釉薬が悪いのかそれも取れてしまっていたり、不純物が付着して凹凸があるものもある。模様は素晴らしくとも絵付けが雑というのもあり、それだけいいものを探していると時間がかかる。小さな湯呑で5ドル、少し大きな御飯茶碗サイズ(スープ皿)で8ドル、平皿で16ドル程だが店主と交渉して値切ることもできる。
マゴキ・アッタリ・モスク。発見は1936年と、それまでは5m下の地中に埋もれていた。モスクの壁は3層に分かれていて、これは破壊と再建築を繰り返した証でもある。下が彫刻されたレンガ層で仏教寺院だった頃のもの。中段がアラベスク模様のゾロアスター教、上段がブルーのタイルを貼ったイスラム教建築のもの。まだ当時のタイルが少し残っている。中はウズベキスタンの絨毯博物館に変化している。
タペストリー。
トルコ絨毯の記事でも載せましたが、絨毯は各家庭に伝わる柄や新たなデザインが考え出されていて奥が深い。ウズベク絨毯はザクロから抽出される赤い色素からなる絨毯が好まれている様子。
鳥の頭を模したハサミ。
チューリップ柄のテーブルクロス
タキ・バザールを抜けたところにアブドゥールアジス・ハーン・メドレセがあります。向かい側にウルグ・ベク・メドレセがあるはずなのですが、アブドゥールアジス・ハーン・メドレセの写真これ一枚きり。このあたりはメドレセ(神学校)だらけ。ただ内部がお土産屋さんに代わっているメドレセが多いようです。
現在も発掘調査中だというハマムの跡。広く大きい。