地図になかった島へ。その4

いい加減この話題のシリーズを終えないと。

砲台跡はほかにもたくさんありました。









ここからは発電所跡の写真。立ち入り禁止の場所だったのですが、無断で入って撮影してみました。僕が行ったときにはフォトグラファーな人が三脚を担いで、ワンピース姿の女の子を入れて、写真を撮っていましたが?
僕は素直に歴史廃墟を撮りに来たので、これらの写真を見て興味を持った方は、この立ち入り禁止の場所に安易に入らないでいただきたい。あくまで危険なところなので、そこは注意して入りました。今にも崩れそうなとこや、ガラス窓は割れて落ちてきそうだったのですから、あまり近づかないようにしました。



この後、毒ガス資料館も訪れました。防毒ガス完全防護服やガスマスクが展示されていました。防護服の丸いゴーグルのそのいでたちは実に不気味で、奇怪です。化学兵器の恐怖を伝えていました。

今回の旅では日本に風化はしても残り続ける戦争遺産を見ることで、その歴史を少しでも理解できた。毒ガスはこの島に残り続け、汚染し続ける。途方もないこの不の遺産に、戦争で使われたという旧日本軍の毒ガス兵器の事実は、今の社会にも生き続けるんだ。戦争という途方もないテーマに現代人の僕は辟易する。平和な日本にこの事実をもっと理解しないといけないのは現代人だ。

とても勉強になったSL230で行くGWソロツーリングでした。もっと人が行かないようなところを行って、いろんな発見をしてみたい。旅とはいろんな意味で勉強になる。

 

これは今治大三島 宗方行きのフェリーの写真ですが、使ってみました。これ以上にない終わりの場面だ。これから黒にフェードアウト。