母と姉と僕。箸蔵街道を歩く①

正月。
東京からはるばる香川に帰省した姉の日程では、実家にいる時間は3日しかないというので、母から
「じゃあ3人で箸蔵街道を歩きに行こうよ。」
という。

行程は香川県讃岐財田(さいだ)駅に車を止め、JR土讃線徳島県箸蔵(はしくら)駅へ。そこから北へ箸蔵寺→馬除(うまよけ。ちょっとした集落の廃墟がある。)→二軒茶屋(にけんぢゃや。古くからあった宿兼お茶屋がある。現在廃墟。)→讃岐財田駅に到着。昔は阿波から讃岐への主要な道で、農繁期には借耕牛(かりこうし)と呼ばれる農耕牛がこの道を通って讃岐に来ていたそうです。現在ではトレッキングコースとして人気があります。箸蔵寺への参拝者の道としても盛んです。

http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=34%2F5%2F35.312&lon=133%2F49%2F25.482&layer=0&sc=5&mode=map&size=s&pointer=on&p=&type=static&CE.x=375&CE.y=336

土讃線讃岐財田駅はこんな感じ。鉄道マニアの方で駅の建築の愛好家がいるという話は、なんとなく分かります。この財田駅のそばにはタズノキ(女貞。ネズミモチの別称。)の大木があって、とても景観情緒があります。夏に来たら木漏れ日が綺麗だと思いますね。少し南国風。




駅の中はこんな感じ。無人駅です。




駅の線路側、真ん中二人が姉、母。

土讃線のこの山岳路線は難工事だったらしく、当時の苦労がしのばれます。
http://www.topics.or.jp/index.html?m1=5&m2=25&bid=118275566752&cid=118275640156&vm=1
秘境駅の一つだと思いますが、珍しく、このつぼじり駅というのが、段差のある駅なのです。

鉄道がこの駅で止まります。これは各駅停車と同じですが、路線切り替えをして、鉄道が一旦バックして止まり、また切り替えて再度発車するという場所なのです。なので車掌さんが鉄道の中を切り替えのために移動するという珍しい?光景が見れます。降りて少し駅の周りを見てみたかったと思いましたが、時間がなかったので写真一枚だけ。残念。一度降りるとずいぶん待つと思うので。「おつかれさまでした。」の看板がシュール。

今日はこれまで。全3回の予定です。