カンボジアの旅:バイヨン寺院。
南大門から実はアンコール・トムでした。
しかもアンコール(都市)・トム(大きい)で南大門は大都市を囲む城壁の門だったのです。
説明より写真を撮っていた僕は不勉強にもほどがある。
すごいすごいといいながら、知識のほうがもちろん大事なのだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A0
バスに乗り込んでアンコール・トムの中心、バイヨン寺院へ。
ちょっと分かりにくいですが、カンボジアの樹の高さは日本と比べるとメチャメチャ大きい。シェムリアップの街中の街路樹も大きいので景観がまるで違う。台風は来ないのだろうか?
バイヨンの遺跡に近づいてみると観光客が多くて、壁画のある廊下は人であふれていた。
ガイドさんから入る前の注意事項を教えてくれなかったが、壁画、彫刻には触れないこと。テラスの手すり(遺跡の一部)には腰を下ろさないこと。足場の悪いところには行かないこと。
僕は人ごみをすり抜けるのにバックを遺跡の柱に擦り付けてしまった。少し人数制限したほうがいいのでは?と思った。
ベタベタ触るおばさんもいたのでガイドさんから注意される一場面も。
バイヨンの壁画でアンコール王朝時代(12世紀末あたり)の社会が一目で分かる。昔クメール人は東南アジア一帯を支配していて、裕福で耳に飾りをつけていたので壁画に描かれるクメール人は皆福耳なんだそうだ。ほかにもインド人や中国人との交流があったという場面、食事の風景の場面なども描かれていた。
壁画を見ていると現地の子らしい女の子がいた。遺跡の監視係の連れ子だろうか。
む、遺跡を撮りたいのに。足場のある所ならOKなんですがね。
ここもすごい人だった。いろんな人のカメラアングルに気をつけて歩く。記念写真をとる姿が多かった。
こちらは王朝時代の衣装を身に着けた記念写真サービス。こういった場面は世界共通なんだな。さすがロケーションに合う。
ひょっこりカーツ大佐(『地獄の黙示録』マーロン・ブランド)が現れたらと…もちろんいなかった。
遺跡はまるでアスレチックのようで、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりしてみたくなる。このワクワクする気持ちは何だろう。
バイヨン寺院でした。