REPUBLIC OF POLAND

海外家族旅行も4年目。今回は事あってポーランドへ行くことが決定しました。

Polskieです。多彩な芸術と暗い歴史を引きずる国。

http://wiki.chakuriki.net/index.php?title=%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89

ポーランド映画というと静かに内面感情を描く情緒豊かな映画が多いように思う。あと、暗い歴史が長いせいか映画も暗い内容の作品が多いと思う。

ブリキの太鼓』(78年・西独、ポーランド、仏)

http://www.youtube.com/watch?v=KTZcZt2TnTk

舞台はポーランド、ダイツェヒ(現在のグダニスク)。1927年~45年の激動の時代を描いた大作。アカデミー外国語映画賞受賞。大人を拒絶し、成長さえ止まったオスカルは奇声を発し、太鼓を叩き続ける。気持ち悪い描写満載で母親が発狂するシーンで涙がでた。目をそむけたくなる事が何回もあるが現実は綺麗事じゃないって事に気づく。あまりにもアナーキー。もう一度観てみようかな。

『アマチュア』(79年)

映画の専門学校入ってすぐに観た作品でクシシュトフ・キェシロフスキを知った作品。初子が生まれた記念に8ミリカメラを買った男が映像を撮り続けるうちに友人や家族との関係がもつれる。ほとんど忘れてしまったが平凡な男のちょっとした好奇心とその出来事を切り取った作品でなかなか趣きがある。

カティンの森』(07年)

http://www.youtube.com/watch?v=1o6yWgR2at8

実はアンジェイ・ワイダ作品はこれと『パン・タデウシュ物語』ぐらいしか観てない。有名監督なのに調べてみて以外と観てない事に気付いた。予告編では感動作っぽく見えるが、もっと暗い映画。

AVALON』(01年・日本)

http://www.youtube.com/watch?v=0K9keJYO8BM

アニメ監督として名高い押井守がオールポーランドロケ、スタッフ、キャストで撮った仮想世界と現実が交錯する近未来を描いた作品。この仮想世界と現実が入り乱れた世界観は『マトリックス』ともよく似ているが、こっちの方がカッコいい。だが知名度的にコアなファンしか観てないように思う。『スカイ・クロラ』もポーランドへロケハン(美術設定資料のため)に行っている。