ポーリッシュ・スープ

旅ブログは忘れないうちにするもんでしょうが、帰国早々多忙につきブログもなかなか更新できません。もう年末の忙しさが到来です。

海外旅行の楽しみの一つに料理がありますが、今回旅行したポーランドはスープの種類が豊富で冬の季節は野菜がたくさん入ったスープを飲んで温まるのが習慣だそうです。今回はスープに絞って紹介します。

ほかのヨーロッパの国でもそうですが、前菜にスープかサラダ、メインに肉料理、最後にデザートといった形式で料理を出されます。ポーランドは特に芋食文化なのでメインの料理の付け出しに必ずと言っていいほどジャガイモが出されました。そのジャガイモは茹でただけの粉吹き芋から、マッシュされてスープで割ったようなゆるいポテト、衣をつけて揚げたクロケットなど、芋だらけでした。

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ポーランド入国後、次の日の昼に出された赤カブのスープ、バルシチ。ロシアのボルシチとは名前が似ていても違った料理で澄んだ赤い色をしているのはビートから取った色素の為。味は赤カブ独特の甘味があったけど、ガーリックの風味も利いていて食べたことのない味でした。白いものは小さな肉入りギョウザのようなものでしたがスープの変に甘い味とで少々癖のある味。

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その日の夜に食べたスープ。コンソメ味に四角いパスタと野菜が入っている。これは美味しかった。

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麦粒が入ったスープ。蕎麦雑炊のようで麦の実の粒粒が心地よくて美味しい。

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トマトスープの安定感。酸味が強かったが日本でも食べなれたトマトスープの味でした。

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固いパンの容器に入ったスープ、グジボヴァ。ボリューム満点で中に大きなソーセージが入っている。内側のパン生地を少しずつ崩しながらスープ(シチューに似た味だった。)といっしょに食べる。外側のパンも食べられるがやっぱり残してしまった。

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ジュレック、またはジューレック。ライ麦を発酵させて作るポーランド風味噌汁。少し酸味があるけど口に合う美味しいスープでした。

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刻んだピクルスが入ったスープ。スープの味自体はシチューのようだったと記憶しますが、ピクルスの酸味と相まってサッパリと美味しい。

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インゲン豆や他の野菜をおそらく何時間もコトコト煮込んだスープで野菜もトロトロに柔らかかった美味しいスープ、クルプニク。一番好きなのはこれかも。

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ポタージュ系のスープでこれもジューレック?だったのか。これも癖もなく美味しくいただけた。

赤カブのバルシチは口をつけた瞬間「?」と未知の味に驚いたものですが他はどれも美味しいスープばかりでした。メインの肉料理は後日として、私にもボリューム満点で他のツアーの人は毎食ほとんど残していました。身体の大きなヨーロッパ人もこの食生活では大きくなるはずだ。